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School For Kids

引越しで一番気になるのは子供たちの学校です。
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まずはマーカス。
彼は学校区のプリスクールに9月から通い始めたばかりでした。このプリスクールは、登録に行った時にあまりにヒスパニック系が多すぎて通わせるのを躊躇してしまった学校。でも、まずは通ってみないと良いかどうかもわからないし、と思い切って行かせてみる事にしたのでした。

やはりクラスメートの9割がヒスパニック系だったのですが、蓋を開けてみると授業の内容はしっかりしていて、しかも親の教育まで神経を行き届かせた学校側の配慮に感心。毎月ボランティアをして授業の様子を見ながら子供たちの教育に参加できるし、月1度のミーティングで(参加必須)、家庭での子供の教育方法のアドバイスをしてくれたりと、子供の将来を伸ばすには家庭から、、、という姿勢がとても気に入りました。
マーカスも最初は好きじゃないなんて言っていたのだけれど、仲良しのお友達もたくさん出来て冬の発表会では元気に歌を歌ったりしてすっかり楽しんでいたので、引越しが決まった時は本当に残念でした。
引っ越す前日に学校に前を車で通った時は、マーカスも私も(リオも)なんだかジーンとしてしまってとっても寂しかった~

SLCではまだ彼に合った(そして私の気に入った)プリスクールが見つかっていません。いろいろ迷った挙句、秋に幼稚園が始まるまでホームスクールする事にしました。
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9月から主人と一緒に読み書きの勉強を始めていたので、まあまあ読めるマーカス。そして数学も結構勘が良いので(足し算引き算とかすんなり出来ちゃう)とりあえず習得力の問題はないのです。
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                          (マーカスのお勉強ワークブック)
ただね~あんまりマーカス本人のやる気がなくって。まだ勉強の楽しさを理解できていない感じです。そこのところが私の腕の見せ所なんですけれど。(笑)

リオの場合。
彼女は1年生からホームスクールをしていましたが、オレンジ郡の運営するホームスクールプログラムを利用していたため、引越し決定と同時に支給されていた教材などを担当の先生に返却しに行かなければいけませんでした。約3年半のお付き合いの先生とのお別れはとっても悲しくって、あー、本当に引越ししちゃうんだ、このホームスクールのプログラムともお別れなんだ、と思うと引越しするのやめちゃおうかと思うくらいでした。
さて、ユタでもホームスクールは可能ですが、オレンジ郡のようなプログラムが存在しないので自力で行わなくてはいけません。えー、テキストなし?担当の先生も、ホームスクールしている子供たち専用の理科や数学、音楽のクラスなどもなし?で、ちょっとひるんでしまい、地元の公立学校に通わせようかと検討してみました。
でも結局、学年の途中だという事と、家の近くの学校のレベルに少し不満がある事と、リオの学力のばらつきが気になっている事もあって、私が家で教えるほうが効率的だと思い、やはりホームスクールをする事にしました。
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教材は基本的なカリキュラムの問題集を本屋さんで購入し、社会科や理科などは図書館で良さそうなものを借りることにしました。

そういうわけで、マーカスとリオの2人をホームスクールする事になったのですが、これが大変。年齢もレベルも全く異なる2人を同時に教えるって難しいですね~年齢上リオの方に力が入りがちなのですが、リオが勉強している横でマーカスが遊んだり、リオと遊びたがって邪魔したり、本当に!はかどりません。(苦笑)

とりあえず、新学期が始まるまでこの体制で頑張るとして、新学年からどうするか、夏の間にゆっくり考えようと思っています。

最後に、アントニー。
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SLCに引越しが決まった時、実は一番心配しなかったのがアントニーの学校の事でした。彼がプリスクールや幼稚園、そして1年生(最初の数ヶ月間)の間はここで生活していたので、どこの学校区がいいか、どの学校がアントニーに適しているか、大体見当がついていたからです。
そのため、アントニーを通わせたい学校がある学校区内でということを第一条件に住む家を探しました。
家が決まった時点で即学校区に連絡を取り、転校の手続きを始めました。もともと彼が通っていた学校区ですから彼の幼い頃の記録や書類もすべて保存してあり、転校の手続きは驚くほどスムーズに進みました。
彼の通い始めた学校は自閉症児だけでなくさまざまな障害を抱えた子供たちが通ういわば障害児用専門学校。プリスクールから高校までの総合学校で、スピーチセラピスト、OT(作業療法士)など専用スタッフも揃っています。
どちらかというと身体的障害児が多い学校なので、(アントニーのような)自閉症児には適していないという意見もあります。近所にアントニーと同じ年の自閉症児を持つ家族がいますが、彼らはこの学校ではなく、別の学校を選んでいます。
それでも、障害児に接する事に慣れていて知識がある、そして温水プールがあって毎週水泳のクラスがある(アントニーはプール大好き)、生活能力を付ける事を率先させている姿勢など、今のアントニーには必要な要素が詰まったこの学校、私は満足しているのです。その上、何か特別なセラピーや器具が必要な時、交渉を重ねなくてもすんなり準備してもらえるところも魅力です。
例えば、アントニーが将来的に言葉が出なくても音声の出る専用コンピューター器具を使ってのコミュニケーションを学ばせたいな、とずっと思っていたのです。すると、先生から先日「アントニー以外にも言葉の出ない子がいるし、スピーチセラピストの提案もあるので、Yes/Noの音声の出る機械を使ってみようかと思いますが、どう思いますか?」との連絡が。こういう特別な機械、もしアントニーのためだけであれば、交渉を続けても容易に取り入れてもらうことは出来ないし、しかも学校側からの提案で用意してくれる事は本当に稀なのですよ~

昨日はミーティングがありましたが、ミーティングに担任の先生だけでなく、Aides(助手の先生)全員も参加してアントニーの事を話し合いました。
嬉しかったのは、アントニーが手先が器用なのを生かして順を追って物を組み立てる事を教え始めている、という事。そういった、専用作業所がちゃんと設置されていて、職業訓練校のような役割も果たしてくれるのです、この学校。
将来、アントニーが職を持てるかも、って私としてはなんか嬉しくって。
あと、びっくりしたのはアントニーにお友達が出来ているという事。クラスメートの1人がアントニーの事を好きみたいで、その男の子とアントニーは気が合うらしく常に2人で一緒にいるそうでとても微笑ましいとの事。アントニーにお友達?って、想像もしていなかったので、それもとっても嬉しいです。

すっかり長い記事になってしまいましたが、そんな感じで子供たちの新しい学校生活、落ち着き始めています。あとは、リオのフルートの先生を見つけたり、幼稚園下調べをしたり、そして日本語教育の事を考えたり、する事って多いんですけど、焦らず頑張ります~!
by satoko_us | 2007-02-07 03:43 | Kids
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